鹿児島県湧水町稲葉崎の国道２６８号沿い、ＪＲ山野線跡の２４０メートルに並ぶ桜８０本が色とりどりにライトアップされ、訪れる人の目を引いている。満開の夜桜を楽しもうと、親子連れや写真を撮る若者らでにぎわう。

　近くの建設業橋和弘さん（５１）が考案。昨年、一部で試したところ好評で、轟小学校区の住民も周辺の草刈りや資金面で協力し本格的に取り組むことにした。

　地面に設置した２５基の発光ダイオード（ＬＥＤ）照明は橋さん宅の無線ＬＡＮとつながり、スマートフォンで色や点灯パターンを操作できる。桜並木横の田んぼの水面に映る幻想的な光景も楽しめる。

　橋さんは「暗いニュースが多い中、昼も夜もきれいな桜並木で癒やされてほしい」と話した。点灯は午後７～１０時。４月９日まで。