51議席に過去2番目に少ない77人立候補か 31日告示の鹿児島県議選、7選挙区は無投票の可能性

 2023/03/30 07:49
 任期満了に伴う鹿児島県議選は31日告示される。29日時点で全21選挙区(定数51)に計77人が立候補を表明。戦後最少だった前回2019年の68人を上回り、2番目に少ない前々回15年に並ぶ見通しだ。7選挙区で無投票が見込まれる。投開票日は4月9日。

 人口減少が進む中、新型コロナウイルス禍や物価高からの経済回復をどう図るか、舌戦が注目される。政党は次期衆院選も見据え、勢力拡大に全力を注ぐ。

 立候補予定者は現職42、元職2、新人33。党派別は自民38人(現職33、元職1、新人4)、立憲民主2(元職1、新人1)、日本維新の会1人(新人)、公明3人(現職2、新人1)、国民民主1人(新人)、共産1人(現職)、参政1人(新人)、無所属30人(現職6、新人24)。

 最大選挙区の鹿児島市・鹿児島郡区(定数17)は国政7党が18人を公認、無所属を含め計26人が争う。定数3に6人が立つ薩摩川内市区、定数4に7人が出馬する霧島市・姶良郡区などでも激戦が予想される。

 無投票とみられるのは定数1の阿久根市・出水郡、いちき串木野市、南さつま市、南九州市のほか、定数2の日置市、奄美市、姶良市の7選挙区。

 立候補の届け出は31日午前8時半~午後5時、各選挙区の選挙長事務所で受け付ける。