鹿児島県議選31日告示 定数51に77人立候補見込み 7選挙区は無投票か 4月9日投開票

 2023/03/30 21:30
 任期満了に伴う鹿児島県議選は31日告示される。定数51に対し77人(現職42、元職2、新人33)が立候補し、21選挙区のうち7選挙区は無投票になる見込み。7政党が候補を擁立、党勢拡大を競うことになりそうだ。投開票は4月9日。

 改選前の党派別勢力(欠員2)は、自民38人、公明3人、共産1人、無所属7人。自民は現有議席数と同じ38人を立て、全員当選を目指す。公明も同様に3議席を死守する構えで、これまでの友好関係を基に自民21人を推薦する。共産は1議席死守を掲げ、無所属1人を推薦する。

 立民は女性2人を公認し、無所属2人を推薦。日本維新の会、国民民主、参政は各1人擁立し、初議席獲得を目指す。社民は無所属の3人を推薦。れいわ新選組は無所属1人を推薦する。無所属は30人が名乗りを上げている。

 立候補の届け出は各選挙区の選挙長事務所で、午前8時半〜午後5時まで受け付ける。

 選挙戦では、新型コロナウイルス禍後の経済浮揚や物価高対策を巡り論戦となる見通し。鹿児島港本港区(鹿児島市)の街づくりをはじめ県政課題への候補者の姿勢も注目される。