小学校教諭が酒気帯び運転、停職6カ月 寒くて車内で寝られず酔いが覚ませない…自宅へ帰る途中で事故

 2023/03/30 21:59
 鹿児島県教育委員会は30日、酒気帯び運転をした鹿児島地区の小学校男性教諭(27)を停職6カ月の懲戒処分とした。本年度の懲戒処分は6件目で、飲酒運転関連は2件目。教諭は同日付で依願退職した。

 県教委によると、教諭は2月18日午前6時13分ごろ、鹿児島市谷山中央地区の国道で、基準を超えた酒気を帯びたまま自家用の普通乗用車を運転。赤信号で前方に停車していた別の車両へ接触する事故を起こした。駆け付けた警察官の調べで飲酒運転が発覚した。

 教諭は18日午前0時半〜4時、飲食店2軒でハイボール3杯とビールを小瓶3本飲酒。酔いを覚ますため車内で寝ようとしたが寒くて寝られず、自宅へ帰る途中だったと説明。「学校関係者や保護者、子どもたちに迷惑を掛け申し訳ない」と話しているという。

 県教職員課の宮田俊一課長は「誠に遺憾。教職員への自覚を強く促し、不祥事根絶に取り組む」とコメントした。