郷土色豊か、独創的アイデア光る 県民交流センターで鹿児島陶芸展が開幕 陶器マルシェも同時開催

 2023/04/01 14:11
展示作品に見入る来場者=1日、鹿児島市山下町のかごしま県民交流センター
展示作品に見入る来場者=1日、鹿児島市山下町のかごしま県民交流センター
 第51回鹿児島陶芸展(鹿児島県、南日本新聞社主催、本坊酒造特別協賛)は1日、鹿児島市のかごしま県民交流センターで開幕した。独創的なアイデアが光るつぼや皿、郷土の風景や文化を取り入れたオブジェなど変化に富んだ144点が並ぶ。

 開場式で、南日本新聞社の佐潟隆一社長は「多くの人に薩摩焼全体のバランス、アイデア、技法、歴史を見ていただきたい」とあいさつ。最高賞の県知事賞に輝いた鹿児島市の上村秀一郎さん(84)らがテープカットした。

 会場には、今回から新設された新人賞など入賞入選作や招待作家の力作がそろう。同市真砂本町の竹島良子さん(66)は「手が込んでいて気持ちに迫る作品が多かった」と話した。

 9日まで(3日休館)。観覧料600円、高校生以下無料。隣接会場では、県内18窯元の作品を展示販売する「さつま陶器マルシェ」が同時開催されている。