華の92年組、笑顔のラストダンス 鹿児島レブナイズ・永山の引退セレモニー

 2023/04/03 15:58
引退セレモニーで、仲間とポーズをとる永山(中央)=西原商会アリーナ
引退セレモニーで、仲間とポーズをとる永山(中央)=西原商会アリーナ
 バスケットボールBリーグ3部(B3)は2日、各地で8試合があった。鹿児島レブナイズは、鹿児島市の西原商会アリーナで山口に96-81で勝利。ホーム最終戦を白星で飾り連勝を9に伸ばした。

 通算成績は40勝10敗で3位。レギュラーシーズン2試合を残して4位以上が確定し、B2昇格を懸けたプレーオフ(PO)準々決勝の鹿児島開催が決まった。

■鮫島や松崎が祝福、最後まで笑顔

 今季でレブナイズのユニホームを脱ぐ永山雄太の引退セレモニーが、試合後にあった。いつも明るく元気なムードメーカーは最後まで笑顔。対戦相手の鮫島和人や昨季引退した松崎圭介さんら、かつての仲間たちにねぎらいを受けた。

 途中出場した永山は、スチールやアシストで存在感を示した。得意の3点シュートは不発だったが、第4クオーターには精度の高いフリースロー4本をきっちりと沈めた。背番号「58」のタオルや記念Tシャツを身に着けたファンを沸かせた。

 セレモニー中も、同じ1992年生まれの仲間と派手なポーズを決めたり、目薬を差して涙を演出したりして、周囲の笑いを誘った。仲間たちの手で宙を舞った30歳は「続けてこられたのは、皆さんの支えがあったから。レブナイズで頑張ってきて良かった」と充実した表情を浮かべた。