高校生の県内就職率が過去最高の61% ただ…地元志向は今だけ? 鹿児島

 2023/04/29 15:38
鹿児島労働局が若者の採用・育成に積極的な企業を認定するマスコットのエールベア
鹿児島労働局が若者の採用・育成に積極的な企業を認定するマスコットのエールベア
 鹿児島労働局は28日、鹿児島県内新卒者の2022年度就職内定率(3月末時点)を公表した。前年度に引き続き、高校生、短大生、大学生とも95%を超え、高水準を維持した。高校生の県内就職率は61%(前年比0.1ポイント増)で統計を開始した1989(平成元)年以降の過去最高だった。

 高校生の内定率は前年の同じ時期と同じ99.5%。県内就職の増加について同局は「求人が増加し、新型コロナウイルス禍での地元志向が続いている。コロナ後は再び県外就職の増加が懸念される」として、引き続き地元就職促進に力を入れる。

 短大生の就職内定率は97.8%(前年比1.5ポイント減)、大学生は96.7%(同0.9ポイント増)。県内就職率はそれぞれ88.2%(同2.1ポイント減)と52.2%(同2.0ポイント増)だった。

 内定者は高校生3256人、短大542人、大学1562人。未内定者は高校15人(増減なし)、短大12人(同8人増)、大学53人(同12人減)だった。

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