災害時の物資どう運ぶ…? 海自輸送艦「おおすみ」一般公開に1600人、搭載艇や甲板見学 鹿児島港

 2023/05/22 08:30
甲板に上がり船体を見学する参加者=21日、鹿児島市の鹿児島港谷山2区
甲板に上がり船体を見学する参加者=21日、鹿児島市の鹿児島港谷山2区
 海上自衛隊の輸送艦「おおすみ」(8900トン)が21日、鹿児島市の鹿児島港谷山2区に寄港し、一般公開された。親子連れや自衛隊ファンら約1600人が、災害時に最前線で活動する船の機能や乗組員の仕事を学んだ。

 搭載するホーバークラフト型揚陸艇(LCAC)の操縦席や大型ヘリコプターが離着陸する甲板を見学。災害時の物資運搬の手順やLCACの機能を乗組員に質問する姿も見られた。

 海自の船が好きで見に来た日向市の大堀耕太郎さん(13)は「普段見られない機材をたくさん見られた」と笑顔。阿部周一艦長は「自衛隊の役割を理解し、隊員の仕事に興味を持ってほしい」と話した。

 おおすみは、災害派遣や国際緊急援助活動で主に物資の海上輸送を担う。長さ178メートル。約300人を運べる。