手ぶらで楽ちん登園 「定額おむつ」サービス 全市立保育所に導入 企業が園に直接配送、記名不要に 鹿児島市

 2023/05/25 21:33
〈イメージ写真〉
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 鹿児島市は、企業と連携して、全11の市立保育所で6、7月の2カ月間、紙おむつとお尻拭きが使い放題になるサービスを試行する。保護者と保育士の負担軽減が狙い。料金は企業が負担し無料で、8月以降も継続する場合は、保護者が個別に企業と契約すれば、月額3000円程度で利用できる。市が費用を助成する予定はないという。

 企業は全国で紙おむつの定額サービスを手掛ける「BABY JOB」(大阪市)。同社によると、県内の公立保育施設での導入は初めて。紙おむつ、お尻拭きは施設に直接届く。これまでは保護者が子どもの名前を記入して毎日5、6枚持参し、施設側も園児ごとに個別管理する必要があった。

 料金は利用する商品により2508円と3278円の2種類。市立保育所では4月から、使用済み紙おむつを各保育所で処分し、保護者が持ち帰る必要はなくなっている。