応援も暑い…5月なのに7月下旬並みの気温 鹿児島県内

 2023/05/30 08:30
氷のうで体を冷やしながらチームメートを応援する高校生=29日正午、鹿児島市の白波スタジアム
氷のうで体を冷やしながらチームメートを応援する高校生=29日正午、鹿児島市の白波スタジアム
 鹿児島県内は29日、南から暖かく湿った空気が流れ込み33観測地点のうち28地点で今年の最高気温となった。肝付町前田では32.5度まで上がり、7月下旬並みを記録するなど県内12地点で30度を超える真夏日となった。

 県高校総合体育大会の陸上競技が開催された鹿児島市の白波スタジアムは蒸し暑く、タオルで汗を拭きながら観戦する人の姿が見られた。南さつま市の鳳凰高校3年、伊地知咲蘭さんは氷のうで体を冷やしながら声援を送った。「湿気も多くたくさん汗をかいた。こまめに水分補給をして夏を乗り越えたい」

 同日は九州北部と中四国、近畿、東海で梅雨入りしたとみられると発表があったが、県本土は時折晴れ間ものぞく曇りとなった。鹿児島地方気象台によると、同日は前線が九州北部付近にあった。向こう1週間は湿った空気や台風2号の影響で曇りや雨が多い見込みとしている。