【台風2号】沖縄の南でほぼ停滞 奄美は31日夜にも強風域 海の便は相次いで欠航決める

 2023/05/30 22:53
 大型で強い台風2号は30日、沖縄の南でほとんど停滞した。今後先島諸島の南海上を北上。予報円の中心付近を進むと、鹿児島県奄美地方の早い所では31日夜から強風域に入り、6月1日からうねりを伴った大しけとなる見込み。鹿児島地方気象台は、うねりを伴った高波に警戒を呼びかけている。

 気象庁によると、台風2号は30日午後9時現在、沖縄の南の海上でほとんど停滞している。中心気圧は960ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は40メートル、最大瞬間風速は55メートル。中心の南東側220キロ以内と北西側150キロ以内では風速25メートル以上の暴風域となっている。

 2日午後9時には沖縄本島近海を中心とする半径185キロの予報円に進み、中心気圧975ヘクトパスカルとなる見込み。

 31日に予想される波の高さは南部5メートル、北部4メートル、十島村3メートル。6月1日は南部と北部が8メートル、十島村5メートル。いずれもうねりを伴う。

 鹿児島空港と沖永良部、喜界を結ぶ日本航空の4便と、奄美-喜界間の2便が30日、台風2号による天候不良のため欠航。奄美航路を中心に海の便も運転を見合わせた。31日は「フェリー波之上」や「フェリーきかい」が欠航を決めている。