オンライン面接が定着? 感染予防から「採用拡大の新たな手段」へ 大学生の就活選考解禁 全国的に採用早期化

 2023/06/01 18:44
タブレットを使い学生の面接をする面接官=1日、鹿児島市金生町の鹿児島銀行本店
タブレットを使い学生の面接をする面接官=1日、鹿児島市金生町の鹿児島銀行本店
 2024年春に卒業予定の大学生らを対象とした企業の筆記試験や採用面接が1日、政府の定める解禁日となり、鹿児島県内でも就職活動が本格化している。新型コロナウイルス感染防止のため導入が進んだオンライン面接を引き続き活用する企業が目立ち、採用拡大の新たな手段とする動きも見られる。全国的な売り手市場を反映し、学生を早めに確保しようと採用活動の早期化も進む。

 鹿児島銀行(鹿児島市)では昨年に引き続き、1次面接のみをオンライン、それ以降は対面で行う。オンラインのほうが応募に踏み込みやすいという学生の声を踏まえ、広く県外の学生も受験できるようにする狙いだ。

 面接官を務めた人事部の古賀あゆみさんは「オンライン面接に面接官も学生も慣れてきた。採用活動の一部にオンラインを導入するという新しい形を見つけられたのでは」と話す。県外から面接を受けた男子大学生(22)は「物理的、時間的制限がなく便利。容姿などの見た目に気をつけた」と話した。

 就職情報サイト・マイナビによると、全国的に採用活動が早期化している。コロナが落ち着き学生の県外流出が懸念されていたが、想定よりも県内へのUターン就職を志望する学生が多いという。現在の4年生は、入学当初からオンライン授業で大学に行く機会が少なかったため、地元のコミュニティーを重視する傾向があるのではないかと分析している。