イルカだって歯は大事 健康週間に合わせ検診 かごしま水族館

 2023/06/08 18:00
歯科検診を受けるハンドウイルカ=鹿児島市のかごしま水族館イルカプール
歯科検診を受けるハンドウイルカ=鹿児島市のかごしま水族館イルカプール
 「歯と口の健康週間」(4~10日)に合わせて3日、鹿児島市のかごしま水族館でイルカの歯科検診があった。歯科医師らがハンドウイルカの口の中をチェックし、歯の形や本数、歯の大切さについて来場者に説明した。

 今年で3回目。市歯科医師会の坪水良平さん(63)が講師を務めた。ハンドウイルカは歯が80~100本あり、歯が生え変わらず子どもの歯は鋭くとがった形で、成長につれてすり減ることなど紹介。「イルカの歯科検診を見て、家族で歯を考える機会にしてほしい」と呼びかけた。

 同会主催の図画ポスター標語作品展に入賞した児童2人も参加。図画ポスターの部で入賞した鴨池小学校6年、前田結愛華さんは「大好きなイルカの歯を初めて間近で見て、歯の本数が多くて驚いた」と話した。