あすにかけ非常に激しい雨の恐れ 九州南部は大気の状態が非常に不安定に

 2023/06/08 11:37
冠水した道路を水しぶきを上げながら走る車両=8日午前9時10分、鹿児島市住吉町
冠水した道路を水しぶきを上げながら走る車両=8日午前9時10分、鹿児島市住吉町
 鹿児島地方気象台は8日午前、九州南部で9日昼前にかけ、局地的に雷を伴った非常に激しい雨が降り大雨となる恐れがあるとして、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒を呼びかけた。落雷や竜巻などの激しい突風にも注意を促している。

 東シナ海にある梅雨前線上の低気圧が8日夜には四国付近へ進み、梅雨前線は9日にかけて九州南部に停滞する見込み。前線や低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、九州南部では大気の状態が非常に不安定となっている。

 8日午前11時現在、県内各地の1時間最大降水量は鹿屋市吉ケ別府で31・5ミリ、南大隅町佐多で28・5ミリ、鹿児島市で23ミリなど。

 奄美地方を除く鹿児島県の8日の予想1時間降水量は、いずれも多い所で70ミリ、9日は40ミリ。9日正午までの24時間予想降水量は同180ミリ。