馬毛島・米軍再編交付金で閉校体育館を建て替え 学校バス2台や産業用急速冷凍機も 南種子町

 2023/06/09 17:02
〈資料写真〉馬毛島
〈資料写真〉馬毛島
 鹿児島県南種子町は、西之表市馬毛島への米軍機訓練移転と自衛隊基地整備に伴う米軍再編交付金を活用し、旧南種子高校(同町中之上)の施設の再整備を目指す。老朽化が著しい体育館を解体し、「屋内運動場」に建て替える方針だ。

 同校は2010年3月に閉校。町によると、1968年完成の体育館は天井がはがれ落ちるなどの危険があり、30年以上にわたって使用中止が続いていた。年度内に解体する。

 中央公民館や郷土館がある校舎は耐震改修し、継続して使う。

 解体や設計にかかる費用1億109万円を計上した2023年度一般会計補正予算案が、8日の町議会で可決された。

 同町の再編交付金の最大交付額は、22年度約9100万円、23年度約2億4200万円。ほかに農漁業振興の設備投資で液体急速凍結機1台(650万円)、種子島中央高校へのスクールバスを2台(計6800万円)購入する。