鹿児島県出水市は２９日、市ツル博物館クレインパークいずみの職員が、主催事業の受講当選者に連絡した際、誤って当選者全員の個人情報が記載された名簿を添付しメール送信したと発表した。現時点で情報の悪用は確認されていない。

　市によると、漏えいした情報は１６世帯３７人分。氏名や携帯番号、住所、メールアドレスが記載されていた。２８日午前１０時、メールを送信。当選者から電話があり、発覚した。同館職員が対象世帯に電話と直接訪問で謝罪し、メールの破棄を確認した。

　椎木伸一市長は「メールを送る際は複数人でチェックし、個人情報漏えい防止の研修を徹底する。２度とこのような事態が発生しないよう再発防止に努める」とコメントした。