暑かったら遠慮なくおいで…熱中症予防に「避暑シェルター」、「深野木組」が自社ビル1階を開放

 2023/08/14 18:00
避暑シェルターでおしぼりを使って汗を拭う深野木託専務=鹿児島市荒田2丁目
避暑シェルターでおしぼりを使って汗を拭う深野木託専務=鹿児島市荒田2丁目
 暑い日が続く中、鹿児島市の鹿児島大学正門近くに熱中症予防の一時避難場所の「避暑シェルター」が登場した。建設会社の深野木組(荒田2丁目)が自社ビルの1階を開放。室温は25~26度に設定しており、スポーツドリンクや冷たいおしぼりなども提供する。同社によると、避暑シェルターは市内では初めてとみられる。入場無料。

 全国では、自治体が民間施設などを活用して「クーリングシェルター」として開放する取り組みが広がっている。ニュースで知った深野木託専務(32)が、屋外で働く同社社員の熱中症対策に力を入れていることもあり、地域貢献につながればと企画した。

 シェルターは広さ約15平方メートルで、椅子7脚を備える。市の指定は受けていない。9月29日まで、平日の午前10時~午後5時に開放する。入り口には「熱中症予防 一時避難場所」と書かれたのぼり旗が設置されている。今後、自宅での熱中症対策などをまとめたパネルも展示する予定。

 深野木専務は「今年の夏は特に暑い。気軽に入って涼んでもらえたら。避暑シェルターが市内に増えていくきっかけになればうれしい」と話している。深野木組=099(251)1611。

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