夏の甲子園4強 神村学園がコールド発進 徳之島は樟南撃破 九州高校野球鹿児島県予選

 2023/08/29 11:47
神村の選手を熱心に撮影する女子高生=鴨池市民球場
神村の選手を熱心に撮影する女子高生=鴨池市民球場
 第153回九州地区高校野球大会鹿児島県予選第7日は28日、鹿児島市の平和リースと鴨池市民の両球場で2回戦6試合があった。

 全国高校野球選手権大会で県勢17年ぶりの4強入りを果たした神村学園は新チーム初戦に挑み、樟南第二を11-1の6回コールドで破った。

 徳之島は、2点本塁打を含む16安打と打力で上回り5-2で樟南を破った。加治木は鹿児島情報に3-2で競り勝った。尚志館はコールド勝ち。そのほか鹿児島城西、国分中央が3回戦に進んだ。

 第8日は29日、両球場で2回戦6試合がある。

◇4強効果?「右も左も女子。こんなの初めて」

 甲子園で活躍した神村ナインを見ようと、鴨池市民球場には大勢の「野球女子」の姿が見られた。カメラを持参したり、好プレーに拍手したりと熱い視線を注いだ。高校1年から通う尚志館3年の平間愛乃さんは「右も左も女子がいる。こんなにいるのは初めて」と話した。

 神村学園高1年の戸島漣華さんは「神村の選手は、キャッチングがかっこいい」と“推し”の選手にエールを送っていた。

 同級生2人と来た出水商3年の春田亜由美さんは、午前6時40分に阿久根市を出発したという。球場に初めて足を運んだ春田さんは「甲子園を見て野球に興味が湧いた。キャッチャーがボールをつかむ時の『パンッ』ていう音がすごい」と驚いていた。