熱戦間近、最高の舞台整った 鹿児島国体 県選手団結団式に800人

 2023/08/29 20:56
鹿児島県の団旗を受け取る桑水流裕策選手=29日、鹿児島市の川商ホール
鹿児島県の団旗を受け取る桑水流裕策選手=29日、鹿児島市の川商ホール
 鹿児島国体(特別国民体育大会・燃ゆる感動かごしま国体)に出場する県選手団の結団式が29日、鹿児島市の川商ホールであった。出席した約800人は、51年ぶりの地元国体に向けて士気を高めた。新型コロナウイルスの影響で3年延期となった大会は10月7~17日の11日間で32競技を実施する。会期前6競技は9月16~24日。

 塩田康一知事は「みなさんの熱い鼓動と会場の大きな声援が南風に乗って全国に広がることを願っている」と激励。ラグビー成年男子の桑水流裕策選手(37)=ナナイロ・ラボ=に団旗を手渡した。

 選手団を代表して、昨年の栃木国体で優勝したなぎなた女子の秋葉笑里(えみり)選手(22)=鹿屋体育大学=が「2020年に出場を予定していた選手の思いを受け継いだ最強の選手団。地元という最高の舞台で鹿児島の心意気をアピールしたい」と抱負を述べた。

 8月の高校総体で3位に入った水球男子の櫨山智己選手(17)=鹿児島南高校=は、塩田知事から監督証・選手証を受け取った。

 選手団は本部役員を含む988人。うち選手・監督939人が特別競技を含む38競技に臨む。