九州運輸局は１１日、「フェリーかけろま」を運航する鹿児島県瀬戸内町に安全確保命令を出した。

　昨年１２月、古仁屋港で乗客１人が下船時に転倒し右足首を骨折したことを受け、海上運送法に基づく立ち入り検査を実施。乗下船する旅客を誘導する作業員が配置されていなかったことなどを確認した。

　来月１０日までに、再発防止のための安全教育や船内作業員の適切な配置など改善措置を文書で報告するよう求める。