クレカ「タッチ決済」で運賃支払い、JR指宿枕崎線18駅で実験 10月4日から

 2023/09/13 11:00
JR指宿枕崎線の普通列車(資料写真)
JR指宿枕崎線の普通列車(資料写真)
 JR九州や三井住友カードなどは12日、運賃支払いにクレジットカードを使う「タッチ決済」の実証実験を、10月4日から指宿枕崎線で始めると発表した。鹿児島中央-指宿の18駅が対象で、来年3月末まで。JR九州は「鹿児島国体・全国障害者スポーツ大会もある。地元や観光客をはじめ、多くの利用につながれば」としている。

 タッチ決済機能が付いたクレジットカードやスマートフォンなどを自動改札機や専用端末にかざせば、運賃が支払われる。対応ブランドはVISA、JCB、アメリカン・エキスプレスで設定は大人料金のみ。鹿中央駅と谷山駅は改札機、その他の駅は専用端末を設置する。鹿中央駅の新幹線乗り換え口は利用できない。

 実証実験は昨夏、鹿児島線の博多-香椎で始まった。日常利用に加え、訪日観光客らへの利便性向上とサービス効果を検証する。今年7月から同線門司港-久留米の全駅と香椎線の海ノ中道駅の計50駅に拡大している。