鹿児島県は１６日、鹿児島国体の取材を希望した報道機関や行政機関の担当者らのメールアドレス４５件が流出したと発表した。現時点で情報流出による被害は確認されていない。

　県によると、担当職員が資料を一斉送信する際、他のアドレスが表示されない「Ｂｃｃ」でなく「Ｔｏ」で送信した。企業や個人宛ては県のシステムでＢｃｃの自動処理がされたが、７自治体のみがＴｏの状態で全員のアドレスが表示された。

　送信先の一つ、滋賀県からの指摘で１５日夕方に発覚した。国体・全国障害者スポーツ大会局の内山功一課長は「複数人でのチェック体制を強化し、再発防止に取り組む」としている。