鹿児島市西千石町のライオンズ広場の甲突川沿いにある桜の木１５本が２２日、ピンク色にライトアップされた。「春が来たみたい」と写真撮影を楽しむ来場者も多く、会場は笑顔の花が“満開”となった。ライトアップは２３日が午後９時、２４日が午後８時まで。無料。

　新型コロナウイルスの影響で人通りが減った中心市街地を盛り上げようと、鹿児島青年会議所（ＪＣ）が「長月桜祭り」と題して昨年から開いている。４５個のＬＥＤライトを使って、約１３０メートルの区間を照らしている。露店も並び、多くの家族連れらが訪れていた。

　鴨池小学校６年の榎並ひよりさんは「最初見た時は桜が咲いているのかと思った。風も涼しいので、気持ちいい」と楽しげ。実行委員長の山口雄矢さん（３０）は「幻想的な雰囲気を多くの人に楽しんでもらえたら」と話した。