ピンクの垂水フェリー新造船が初寄港 習熟訓練を経て10月末就航

 2023/09/28 11:36
約30年ぶりの新造船となる鴨池・垂水フェリーの新造船「第十一おおすみ」=28日午前8時10分ごろ、鹿児島市鴨池新町の鴨池港
約30年ぶりの新造船となる鴨池・垂水フェリーの新造船「第十一おおすみ」=28日午前8時10分ごろ、鹿児島市鴨池新町の鴨池港
 鹿児島市と垂水市を結ぶ鴨池・垂水フェリーの新造船「第十一おおすみ」が28日、母港となる鴨池港(鹿児島市鴨池新町)に到着した。同フェリーの新造は約30年ぶり。運航するいわさきコーポレーション(鹿児島市)によると、習熟訓練を経て10月末就航を目指す。

 同社によると、現行船の老朽化に伴う更新で、3隻のうち2隻を新造する。同型の姉妹船となる「第十二おおすみ」は9月に進水し来年初旬の就航予定。新船は現行船とほぼ同規模だが、エレベーターを設けバリアフリーに対応、燃費も従来より10%向上する。

 28日は午前8時過ぎ、広島県尾道市から約21時間かけ到着した。ピンク主体の「第十二」と異なり、白色のラインが入る。撮影していた鹿児島市の会社員赤崎正隆さん(50)は「優しそうな色合いで桜島と映える。早く乗ってみたい」と話した。