パチンコ「D-LINE」運営の山司(鹿児島市)が破産申請 負債総額5億5600万円

 2023/09/28 20:58
閉店したD-LINE与次郎店=28日、鹿児島市与次郎1丁目
閉店したD-LINE与次郎店=28日、鹿児島市与次郎1丁目
 鹿児島市与次郎1丁目のパチンコ店「D-LINE」を運営する鹿児島市の山司(やまつかさ)が、鹿児島地裁に破産手続き開始の申し立てをした。28日付。負債総額は5億5600万円。

 東京商工リサーチ鹿児島支店によると、同社は2005年設立。前身となる第五富士(1964年設立)から2006年に事業を引き継いだ。第五富士時代の1993年には市内9店舗で約157億円を売り上げた。

 21年に騎射場店、22年に田上店を閉店し、与次郎店だけが9月27日まで営業していた。法改正に伴う遊技機の入れ替え費用や新型コロナウイルスの感染拡大による集客の減少で業績が悪化していた。