特別国民体育大会「燃ゆる感動　かごしま国体」（鹿児島国体）開幕まで１週間となった３０日、総合開閉会式のリハーサルが会場となる鹿児島市の白波スタジアムであった。式典出演者や実施本部担当者、ボランティアら計約４７００人が参加。分刻みで進行を確認し、本番用の衣装で演技に臨んだ。

　総合開会式のリハーサルは７日の本番と同じ午後０時半に始まり、鹿児島の魅力を紹介する企画で幕開け。５章構成の式典演技には小中高生や大学生ら計約１７００人が出演した。青空の下、箱や布などを使った元気いっぱいの演技や、息のあったマーチングを披露。選手団入場では、県名のプラカードを持つ高校生らがはつらつと行進した。

　式典演技に出演する鹿児島実業高校吹奏楽部の留盛千晏さん（３年）は「あらためて大きなイベントだと感じた。本番が楽しみ。緊張すると思うが、選手や観客の思い出に残るようなパフォーマンスをしたい」と意気込みを話した。

　鹿児島国体は新型コロナウイルス禍により３年延期となった。閉会式は１７日にある。