迷子の３歳男児を保護したとして、鹿児島県警薩摩川内警察署は薩摩川内市の川内商工高校２年、永井綾都さんと影山響さんに感謝状を贈った。男児は家族が目を離したすきに家からいなくなっていたが、警察を通じてけがなく引き渡された。

　永井さんと影山さんは雨が降っていた９月１０日夕方、市内で傘をささずに１人で歩く男児を発見。「家はどこ」と声をかけたが分からず、近隣住民に尋ねたり、雨宿りしたりした。その後、通りかかった警察官に引き継いだ。

　同２６日に同校であった贈呈式で、影山さんは「危険な目に遭っていたかもしれないので、保護してよかった」。永井さんは「雨でずぶぬれだった。無事でうれしい」と話した。