北朝鮮ミサイルを監視…H2Aロケット48号機、来年1月11日打ち上げ 政府の情報収集衛星「光学8号機」搭載 種子島宇宙センター

 2023/11/13 21:07
〈資料写真〉
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 三菱重工業は13日、政府の情報収集衛星「光学8号機」を搭載したH2Aロケット48号機を、来年1月11日午後1~3時に鹿児島県南種子町の種子島宇宙センターから打ち上げると発表した。予備期間は同12日~2月29日まで。

 情報収集衛星は、北朝鮮のミサイル発射施設を監視するなど、国の安全保障につながる情報を集める事実上の偵察衛星。大規模災害の被害把握にも役立てる。

 内閣衛星情報センターによると、昼間の晴天時に撮影する「光学」は現在5、6、7号機が運用中。8号機は耐用年数を迎える6号機の後継になる。

 H2Aは2005年の7号機から今年9月の47号機まで41機連続で成功しており、成功率は97.87%。50号機で運用を終了し、宇宙航空研究開発機構(JAXA)と同社が開発を進めるH3ロケットに移行する。