カラープリンターで偽造した1万円札、知人がタクシー代に使う 容疑で男2人送検 鹿児島県警

 2023/11/15 08:21
鹿児島地検に送検される飲食業の男=14日午後、鹿児島中央警察署(画像の一部を加工しています)
鹿児島地検に送検される飲食業の男=14日午後、鹿児島中央警察署(画像の一部を加工しています)
 鹿児島県警捜査2課と薩摩川内署は14日、1万円札を偽造したとして薩摩川内市宮崎町、飲食業の男(64)を通貨偽造容疑で、偽の1万円札を使ったとして近くの会社員の男(52)を偽造通貨行使容疑で、それぞれ鹿児島地検に送検した。

 飲食業の男の送検容疑は、2022年ごろから23年10月21日までの間、自宅でカラープリンターなどを使い1万円札1枚を偽造した疑い。会社員の男は同21日午前0時10分ごろ、薩摩川内市でタクシー代を偽1万円札で支払った疑い。

 捜査2課によると、会社員の男は飲酒後、帰宅のため別の知人1人とタクシーを利用した。タクシー会社が「偽札を使われたようだ」と薩摩川内署に相談した。2人は親しい知人。捜査過程で飲食業の男が浮上した。両容疑者の関係先を家宅捜索し偽札とみられる紙幣を数枚押収。「捜査に支障がある」として認否は明らかにしていない。