コロナ給付金100万円をだまし取る 詐欺容疑で男2人逮捕 鹿児島県警

 2023/11/17 08:26
 新型コロナウイルスの持続化給付金100万円をだまし取ったとして、鹿児島県警捜査2課と鹿児島西署など4署は16日、霧島市国分中央5丁目、会社員の男(44)と、福岡県久留米市北野町中、会社役員の男(39)を詐欺の疑いで逮捕した。

 2人の逮捕容疑は2020年7月、鹿児島市の運送業男性(43)と共謀し、売り上げが50%以上減った月がある県内の架空のIT関連業者を装い、男性名義で虚偽の確定申告書などを添付して中小企業庁に持続化給付金を電子申請し、男性の口座に同月、現金100万円を入金させた疑い。

 捜査2課によると、会社役員の男と男性は知人だが、会社員の男は2人と面識はない。会社員の男は別の協力者と同給付金をだまし取った詐欺容疑で8月以降3回逮捕=いずれも起訴=され、捜査を進める中で容疑者らが浮上した。「捜査に支障がある」として両容疑者の認否は明らかにしていない。