霧島連山が冠雪、屋久島では最大瞬間29.7mの強風 冬型の気圧配置、県内気温上がらず

 2023/11/18 21:37
欠航を知らせる看板が掲示された種子屋久高速船の窓口=18日、鹿児島市本港新町
欠航を知らせる看板が掲示された種子屋久高速船の窓口=18日、鹿児島市本港新町
 鹿児島県内は18日、西高東低の冬型の気圧配置となり荒れた天気となった。各地で強い風が吹き、日中も気温が上がらず最高気温は1月下旬並みとなったところもあった。上空に強い寒気が流れ込んだ影響で、霧島連山は冠雪。空と海の便にも乱れが出た。

 屋久島町では午前9時に最大瞬間風速29.7メートルを観測した。同16メートルの鹿児島市喜入も含めた9地点で11月の観測史上最大を更新した。最高気温は霧島市牧之原で9.2度となるなど33の観測地点のうち28地点で12月中旬~1月下旬並み。最低気温は平年並みのところが多かった。

 高波の影響で種子屋久高速船など海の便は欠航が相次ぎ、種子・屋久航路の「フェリーはいびすかす」は19日も運航を見合わせる。空の便は離島便を中心に鹿児島空港発着の14便が欠航した。

 鹿児島地方気象台によると、19日は冬の気圧配置は徐々に緩む。最高気温は18日より上がる見込み。

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