時計 2020/10/25 16:00

全国高校陸上 野村(鹿児島城西)男子5000制す 女子三段跳びは竹元(鹿児島)2位

男子5000メートルで優勝した野村昭夢(鹿児島城西、左)と女子三段跳び2位の竹元咲(鹿児島)=エディオンスタジアム広島
男子5000メートルで優勝した野村昭夢(鹿児島城西、左)と女子三段跳び2位の竹元咲(鹿児島)=エディオンスタジアム広島
 陸上の全国高校大会第2日は24日、エディオンスタジアム広島で行われ、男子5000メートルは野村昭夢(鹿児島城西)が14分4秒82で優勝した。三段跳びは女子の竹元咲(鹿児島)が12メートル50で2位に入り、男子は中村勇斗(同)が15メートル04で7位だった。

 ■野村、残り1000 スパート一気

 ラスト1周はほぼ独走状態だった。男子5000メートル。野村は残り1000メートル付近で先頭に立つと、後続をぐんぐんと引き離した。全国大会で初の栄冠に「うれしい気持ちでいっぱい。自信が付いた」と声を弾ませた。

 レース中盤までは、先頭集団の中で機会をうかがった。勝負を仕掛けたのは4000メートルすぎ。「周りはきつそうな表情の選手が多かったけれど、自分は余力があった」。残り200メートルで優勝を確信、2位に3秒差をつけてゴールした。

 有明中時代は1500メートルが専門。高校では駅伝で長距離を走ることを想定し、スタミナを強化してきた。最近では、速いペースで走れる本数や距離が伸び、髙田敏寛監督は「安定感が増した」と評価する。

 次の目標は11月にある県高校駅伝での優勝だ。昨年1区を走った野村は「主要区間で区間新記録を出し、チームの勝利に貢献したい」と意気込みを語った。

■竹元、県高校記録50センチ超上回る

 女子三段跳び最終4回目の試技を終え、竹元の表情が一気にほころんだ。電光掲示板に表示された記録は12メートル50。11メートル97の県高校記録を50センチ以上も上回る跳躍に「信じられない」と驚いた様子だった。

 専門は走り幅跳びで、三段跳びは1カ月前から本格的に取り組んだばかり。さらに当日の練習でいきなり助走の距離を伸ばすなど、まさに“ぶっつけ本番”だった。不安はあったが「お前は跳べる」という中江寿孝監督の言葉や、仲間の応援で「跳ぶのが楽しみになった」。

 わずか1センチ差で優勝は逃したものの「うれしさの方が大きい」。4位だった前日の走り幅跳びに続く入賞に「今後は三段跳びも練習し、両方跳べる選手になりたい」と語った。