時計 2020/11/05 23:00

地震と津波想定、初の図上訓練 7機関が応急対応確認 鹿児島市

地震と津波被害を想定して図上訓練をする参加者=鹿児島市役所
地震と津波被害を想定して図上訓練をする参加者=鹿児島市役所
 東日本大震災を教訓に制定された「津波防災の日」の5日、地震と津波被害を想定した初の図上訓練が鹿児島市役所であった。県警やNTT西日本、自衛隊など7機関約50人が参加。発生初日の応急対応を確認した。

 午前10時、鹿児島湾を震源とする地震で震度6強を観測、沿岸部の広い範囲を最大3.4メートルの津波が襲ったとの想定。

 「使用不能となった病院から重症者の搬送依頼」「多数の負傷者がいる小学校から止血帯が足りないと連絡」といった突発事案に、各機関で対処すべき手順を話し合った。

 市中心部では停電と断水が同時発生。実際に公園に設置した災害用トイレと給水施設をテレビ会議システムで災害対策本部に報告する訓練もした。森博幸市長は「実戦的な訓練となった。災害はいつ起きるか分からず、一層気を引き締める必要がある」と話した。

 同市錦江町では、事業所と町内会を対象に避難訓練があり、参加者83人が大津波警報が出てから、近くの津波避難ビルに移動するまでの時間を計った。