時計 2020/11/24 22:00

御楼門ケヤキが薩摩琵琶に 「製作研究の会」、県知事に贈呈

御楼門建設で出た端材で作られた琵琶について、塩田康一知事(右)に説明する薩摩琵琶製作研究の会のメンバー=県庁
御楼門建設で出た端材で作られた琵琶について、塩田康一知事(右)に説明する薩摩琵琶製作研究の会のメンバー=県庁
 薩摩琵琶の伝承に取り組む、薩摩琵琶製作研究の会は、鹿児島城(鶴丸城)御楼門復元のために岐阜県から贈られたケヤキの端材で琵琶2面を製作し、24日、塩田康一知事に贈呈した。松田剛正会長(76)ら6人が県庁を訪ね知事に手渡した。

 琵琶は、「鶴丸城御楼門建設協議会」から譲り受けた端材を使い2年がかりで製作。木工や川辺仏壇の職人ら会員が手掛けた1面は、金色の蒔絵(まきえ)で描いた御楼門で装飾した。別の1面は鹿児島大学生が製作。共に長さ約95センチで、薩摩伝統の4弦琵琶に仕上がっている。

 同協議会会長でもある塩田知事は「きれいな蒔絵の薩摩琵琶はあまり見ない」と、御楼門の“兄弟”となる琵琶に興味津々。松田会長は「伝統を絶やさないためには、演奏者だけでなく製作者の存在が欠かせない」とPRした。