時計 2021/02/24 08:00

ドルフィンポートの置き土産 国分山形屋前にLED装飾2基

国分山形屋の前で輝くハートと馬車の照明装飾=霧島市国分
国分山形屋の前で輝くハートと馬車の照明装飾=霧島市国分
 〈知らんかった!!〉
 矢を放つ天使を載せた大きなハート。シンデレラ物語に出てくるような馬車。昨年11月下旬、霧島市の国分山形屋前広場に発光ダイオード(LED)の装飾2基が登場した。

 どこかで見たような気がしませんか? 実はこれ、昨年3月末に使命を終えた鹿児島市の商業施設ドルフィンポートの“置き土産”だった。

 同市の鹿児島大洋工芸によると、開業当初、運営会社の依頼を受けてLED装飾の製作・設置を始めた。営業した15年間に追加を重ね、当初の2万球から最終的には22万球規模に。冬の点灯期間は「家族や恋人の聖地」と言われたものだ。

 イルミネーション装飾は施設を解体する際、ほぼ処分され、一部が国分山形屋に引き取られた。柳田憲一店長(65)は「何もなかった広いスペースがにぎやかになった」と歓迎する。バレンタインデー前には、ハート形装飾の前で写真を撮る買い物客も目立った。

 毎日午後5~10時にともり、新型コロナウイルスの影響で休業中の飲食店もある通りを照らす。きらびやかな海辺の聖地で輝いた後、廃棄を免れた2基が放つ優しい明かり。何だか目にしみる。