時計 2021/03/02 10:00

鹿児島市2児遺体は福岡の兄妹 飛び降り搬送の父が殺害か

事件があったホテルへ捜査に入る警察官=2月27日、鹿児島市
事件があったホテルへ捜査に入る警察官=2月27日、鹿児島市
 鹿児島市のホテルの一室で幼児2人の遺体が見つかった殺人事件で、鹿児島県警は1日、遺体の身元は、福岡県飯塚市伊川の3歳と2歳のきょうだいと発表した。2人は、部屋のベランダから飛び降り搬送された男性(41)の長男と長女。DNA鑑定などで特定した。

 県警によると、きょうだいの遺体は2月26日午後7時ごろ、ホテル4階の一室で見つかった。3人の行方を捜索していた福岡県警の捜査員が部屋に踏み込んだところ、男性はすぐにベランダから飛び降りた。男性は腰や脚を骨折し、現在入院している。搬送時は意識がある状態だった。

 部屋には男性が書いたとみられる遺書が残され、「3人で一緒に死ぬ」などと自殺をほのめかす内容が記されていた。無理心中を図ろうとした可能性があり、鹿児島県警は回復を待って事情を聴く方針。

 きょうだいの死因は首の圧迫による窒息死で、26日昼ごろ死亡したと推定される。解剖結果などを踏まえ、県警は殺人事件と断定した。古い傷など日常的な虐待が疑われる明らかな痕跡は認められていないという。

 鹿児島、福岡両県警によると、きょうだいの遺体が発見された前日の25日には、男性らが住む福岡県飯塚市伊川の集合住宅で、男性の養子の男児(9)の遺体が見つかった。男性は男児を含む子ども3人との4人暮らしだった。

 両県警は合同で捜査を進めている。