時計 2021/03/02 09:15

新燃岳登山規制を一部解除 噴火警戒レベル1に下げ 鹿児島地方気象台

 鹿児島地方気象台は1日、霧島連山・新燃岳の噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)から1(活火山であることに留意)へ引き下げた。1月以降、火山性地震が減少し、火口周辺に影響を及ぼす噴火の可能性が低くなったと判断した。

 霧島市は、立ち入り規制区域を火口2キロから1キロに縮小。県などは、中岳の探勝路-中腹付近と大幡山-獅子戸岳、獅子戸岳-韓国岳の通行禁止を解除した。他の登山道は規制が続いている。

 気象台によると、新燃岳は2018年6月を最後に噴火していないが、19年11月以降、火山性地震の増減を繰り返している。20年12月25日、火山性地震が増えたとしてレベル1から2に引き上げられていた。

 鹿児島大学の中尾茂教授(地球物理学)は「10年前のような大きな噴火が1、2年のうちに起きる状況ではない」と評価。「火山性地震の増加によるレベル引き上げや登山者に被害が及ぶような小規模噴火は今後もあり得る」とした。

 霧島市ふるさとガイドクラブは、警戒レベルの影響を受けないエリアで新年度のトレッキングイベントを組み、募集を始めた。後藤辰美会長(72)は「備えをしながら、春夏秋冬楽しめる身近な山としての魅力をアピールしたい」と話した。
広告