時計 2021/04/05 22:00

競泳・山口(志布志市出身)引退へ 200平の元世界記録保持者「後悔一切ない」

山口観弘
山口観弘
 競泳男子200メートル平泳ぎの元世界記録保持者で、志布志市出身の山口観弘(あきひろ)(26)=ブルーアース甲西=が、東京で開催中の日本選手権を最後に現役を引退することが5日、分かった。3日の100メートル平泳ぎは予選で敗退、200メートルにはエントリーしておらず、東京五輪出場の可能性がなくなっていた。南日本新聞の取材に対し「五輪は関係なく、結果が出ないのが一番の理由。やってきたことに後悔は一切ない」と述べた。10日の50メートルが現役最後のレースとなる。

 山口は志布志高3年だった2012年の岐阜国体で、2分7秒01の世界新記録(当時)を樹立。東洋大に進んだ13年は世界選手権に出場したが、以降は低迷が続き、16年リオデジャネイロ五輪を含め、主要国際大会の日本代表から外れていた。

 大学卒業後、イトマンSSを経て19年秋に帰郷。20年の東京五輪を目指し、その後の鹿児島国体で引退する意向を示していた。しかし、新型コロナウイルスの影響による東京五輪延期を受け、現役を続行。同年夏から拠点を山梨県に移して練習に取り組んでいた。

 山口は「順風満帆なジュニア時代と結果の出ないシニア時代、両方を経験できたのは良かった」と競技人生を振り返った。23年に延期された鹿児島国体については「チャンスがあればと思っていたが、体も限界。若い世代が経験して、成長してほしい」と語った。

 今後は未定だが「何かしらの形で競技に携わっていきたい」としている。