時計 2021/06/10 21:28

天国のじいちゃん喜ぶかな 小2女子、回復祈って伸ばした35センチばっさり 医療用かつらに寄付

カットした髪を手に持つ山内結愛さん(右)と母詩織さん=長島町川床
カットした髪を手に持つ山内結愛さん(右)と母詩織さん=長島町川床
 鹿児島県長島町の鷹巣小学校2年山内結愛(ゆずな)さんが、医療用かつら向けに寄付する「ヘアドネーション」のため5年間伸ばした髪を約35センチカットした。闘病していた曽祖父の回復を祈って始めたのがきっかけ。「じいちゃんも喜んでくれるはず」との思いを込めた。

 結愛さんは大阪府に住んでいた5年前、大好きな曽祖父の山下早苗さん=同町浦底=が病気だと母詩織さん(32)に知らされた。帰省するとタケノコ掘りに連れて行ってもらうなどかわいがられた。

 「じいちゃんの病気を治すためにできることはないの」。詩織さんに尋ねると、「直接は治せないけど、困っている人のために役立つことはできる」とヘアドネーションを勧められた。

 山内さん親子は2年前に帰郷し、早苗さんが昨年5月に87歳で亡くなるまで看病した。その後も伸ばし続けた髪は腰下まで達し、町内の美容室で切った。

 結愛さんは「髪を受け取った人が笑顔になればうれしい。将来はじいちゃんのような病気の人を助けられるお医者さんになりたい」と話した。
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