時計 2021/06/11 06:00

奄美で日米共同訓練 6月末~7月上旬 米パトリオット部隊と陸自、対空戦闘で連携

2019年9月に奄美大島で実施された日米共同訓練=奄美市名瀬大熊
2019年9月に奄美大島で実施された日米共同訓練=奄美市名瀬大熊
 防衛省陸上幕僚監部は10日、陸上自衛隊と米陸軍による日米共同訓練を18日から7月11日にかけ実施すると発表した。6月末~7月上旬は奄美駐屯地(奄美市)に米陸軍の地対空誘導弾パトリオット部隊が初展開し、陸自の中距離地対空誘導ミサイル部隊と対空戦闘訓練をする。

 訓練名は「オリエント・シールド(東洋の盾)」で、国内での陸自と米陸軍の実動訓練としては最大規模。奄美では2019年9月以来2回目となる。陸自は宇宙、サイバーなどの脅威にも対処する「多次元統合防衛力」の構築を目指しており、奄美では離島展開の能力向上を図る。

 矢臼別演習場(北海道)では米陸軍の高機動ロケット砲システムと陸自の多連装ロケットシステムによる初の実弾射撃訓練もある。

 陸幕監部によると、参加隊員は米本土の部隊を含む米軍約1600人、陸自中部方面隊など約1400人の計約3000人。奄美での訓練には陸自と在日米軍のそれぞれ40人程度が参加するとみられる。

 鹿児島県は10日、九州防衛局と中部方面総監部(兵庫県伊丹市)に、訓練に関する情報提供や住民の安心安全確保、事故時の適切な対処、新型コロナウイルス対策を要請した。