時計 2021/06/11 21:17

お年寄りのトイレを安心に 高校生が異変感知装置を開発 倒れたらアラーム、製作費2500円 「命守る役に立ちたい」

鹿児島情報高校の生徒たちが作った異変感知システム
鹿児島情報高校の生徒たちが作った異変感知システム
 鹿児島情報高校(鹿児島市)の生徒が南さつま市の介護老人福祉施設ようとく園の依頼を受け、トイレ内の高齢者の異変を感知するシステムを試作した。入った人が出ないと知らせる仕組みで、安心安全確保へ実用化を目指す。

 介助が不要の人がトイレ内で倒れるなどした場合、周囲から気付かれないケースが想定される。同園が親交のある徳田晋一教諭(63)に相談。ロボットコンテストでも活躍するメカトロ部10人の出番となった。

 コンピューターとセンサーを組み合わせたシステムを横18センチ、縦13センチの家庭用の食品保存容器に収納し、トイレに設置する。人を検出し、設定した時間内に退出しないとアラームが鳴る。費用は2500円ほど。1カ月がかりで仕上げた。

 同園で8日、試作品の動作確認などをして課題を探った。3年の西諄大(じゅんた)さんは「使い勝手の向上へ改良の必要はあるが、命を守る役に立てれば」。渡邊由晃園長(38)は「介護業界に関心を持ち技術を生かしてもらえるのはうれしい」と話した。
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