2021/06/18 06:20

2人暮らしの家全焼、父死亡 50代息子とは1週間後も連絡つかず 鹿児島・日置市

火災現場調べる県警と消防関係者=13日、日置市東市来町湯田
火災現場調べる県警と消防関係者=13日、日置市東市来町湯田
 日置市東市来町湯田で11日早朝、住家が全焼し、焼け跡からこの家の男性(85)の遺体が見つかった火災は18日で発生から1週間を迎える。男性と2人暮らしの50代の息子とは依然連絡がつかず、日置署は事件と失火の両面で調べている。出火原因や火元の特定を進めるが、全焼した現場は証拠品が乏しく、慎重に捜査している。

 同署によると、火災は11日午前5時10分ごろ119番があり、男性方の木造平屋住家約155平方メートルと小屋17平方メートルを全焼した。同署は男性の死因を「捜査に支障がある」として明らかにしていない。

 火災後、同居の息子と連絡が取れず、2日後の13日、現場の北約1.5キロの山中で息子の軽乗用車が鍵の掛かった状態で見つかった。同署は息子が何らかの事情を知っている可能性があるとみて、安否確認を急いでいる。

 住民らによると、男性は十数年前に自治会長を務めるなど、地域のまとめ役のような存在だった。現在は足が不自由で車いすを使い、息子が身の回りの世話をしていた。週3回ほど市内のデイケア施設に通っており、火災前日の10日も利用した。2人とも普段と変わった様子はなかったという。