2021/06/19 07:30

自衛隊施設誘致求める意見書可決 南種子町議会 馬毛島基地計画には触れず

自衛隊施設誘致を求める意見書を可決した南種子町議会=18日、同町役場
自衛隊施設誘致を求める意見書を可決した南種子町議会=18日、同町役場
 西之表市馬毛島への米軍空母艦載機陸上離着陸訓練(FCLP)と自衛隊基地整備計画に絡み、南種子町議会は18日の定例会最終本会議で、関連施設の整備など5項目を求める国への意見書を全会一致で可決した。町議会が施設誘致を進める内容の意見書を出すのは初めて。

 公立種子島病院(中之上)への医師派遣や島間港(島間)利活用のための改修整備、ロケット打ち上げなど種子島宇宙センター(茎永)の事業に影響を与えないことなども要望。災害時の救助活動への期待も示した。

 意見書で要望理由を「人口増や経済効果が計り知れない」とする一方、計画の賛否には触れなかった。

 内容を協議した特別委員会(8人)の塩釜俊朗委員長は「馬毛島の行政区は西之表市で町議にもいろいろ意見がある。意見書は計画が進むことが前提」と述べた。

 商工会や旅館組合など9団体でつくる「町自衛隊誘致推進協議会」が3月、関連施設の誘致を求める請願を町議会に提出。特別委は趣旨採択し、意見書案を検討していた。

 町は推進協と連名で5月、島間港整備や旧南種子高校跡地(中之上)への隊員宿舎整備を求める要望書を地元選出国会議員と防衛省に出した。