2021/07/17 20:36

貨物スペースを活用せよ ANAとイトーヨーカ堂が「産直空輸」 霧島の野菜を川崎で試験販売

野菜の箱をコンテナに入れる作業を手伝う農家の久保竜也さん(右)=16日夕、霧島市溝辺のANA鹿児島貨物
野菜の箱をコンテナに入れる作業を手伝う農家の久保竜也さん(右)=16日夕、霧島市溝辺のANA鹿児島貨物
 全日本空輸などANAグループとイトーヨーカ堂が組んだ「産直空輸」実証事業の一環で、鹿児島空港発羽田行きのANA最終便に霧島市の農家の野菜が積み込まれた。翌朝には川崎市の店舗に並ぶ。

 旅客機の貨物スペースを活用し、新鮮な青果物を首都圏に届ける試み。3月から各地の産地と結び、月1回試験販売している。

 6月に鹿児島県内の自治体で初めて霧島市と連携し、地域ブランド「ゲンセン霧島」の認定事業者が空芯菜を出した。川崎市のイトーヨーカ堂の店舗で80パックが即日完売。今回も同じ店に届けられる。17日夜の便まで合わせモロヘイヤ、ナスを加えた3種の計千パック余りを出荷する。

 空港まで野菜を運んだ生産者の久保竜也さん(35)は「地方の産地の可能性が広がる」と話した。

 航空会社支援の目的で霧島市が今春受け入れたANA総合研究所の東誠一さん(55)が調整役を担った。中重真一市長は「定期的に載せられるようになればいい」と期待した。
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