ポケモンの漫画ありがとう。日本語上手になりました― マレーシアの国際交流員、19年越し恩人と再会

 2021/09/18 22:13
ウェブで堀ノ内憲さんと19年ぶりの対面を果たし笑顔のヌルルフダ・ビンティ・シャフィイさん=18日、日置市吹上町湯之浦
ウェブで堀ノ内憲さんと19年ぶりの対面を果たし笑顔のヌルルフダ・ビンティ・シャフィイさん=18日、日置市吹上町湯之浦
 日置市国際交流員を4年務め、19日に同市を離れるマレーシア出身のヌルルフダ・ビンティ・シャフィイさん(30)が18日、19年前にマレーシアを訪れ、日本の漫画をプレゼントした霧島市出身の堀ノ内憲さん(30)=山口県柳井市=と、ウェブで念願の再会を果たした。夫が働く東京へ転居するヌルルフダさんは「日本語を学ぶきっかけを与えてくれた恩人にお礼を言えた」と感激に浸った。

 2002年7月、ヌルルフダさんが通っていたマラッカの小学校を、国分北小の5年生だった堀ノ内さんが、旧国分市の派遣団の一員として訪れた。マレーシアでも人気の「ドラえもん」と「ポケットモンスター」をプレゼントした。

 ヌルルフダさんは、読めるようになりたいと、中学校で日本語を選択。日本の大学にも留学した。カゴシマという地名が記憶にあり、17年に日置市に赴任以降、「お礼を伝えたい」と捜し続けた。漫画本に記された名前や訪問年から堀ノ内さんと分かり、対談が実現した。

 ヌルルフダさんは漫画本を見せ、「この本のおかげで日本に興味を持ち、今の仕事につながった」と感謝。小学校教諭になった堀ノ内さんも「喜んでもらえた上に、進路のきっかけになったと聞いて感無量」と喜び、19年前の思い出を語り合った。