高2が作った「生活感を意識した」鉄道模型 ローカル線の風景リアルに再現し九州最高賞

 2021/09/28 21:18
JR九州賞に輝いた白石寛記さんの作品(鉄道模型コンテスト提供)
JR九州賞に輝いた白石寛記さんの作品(鉄道模型コンテスト提供)
 全国高校鉄道模型コンテスト2021九州大会(一般社団法人鉄道模型コンテスト主催)で霧島市の鹿児島第一高校2年、白石寛記さんの作品が最高のJR九州賞に輝いた。肥薩おれんじ鉄道の駅や沿線が舞台になった映画「かぞくいろ」に触発され、「のどかで温かな海沿いの町並み」を再現した。

 鹿児島第一中学校2年生の時、夏休みの自由研究で、JR日豊線に構想がある「磯新駅」を自分なりに想像して形にした。鉄道模型製作への初めての挑戦だった。

 今回の出品作は3月から半年かけた力作。阿久根市の薩摩大川駅~牛ノ浜駅間の風景をイメージしたという。60センチ四方の土台に海と線路、山を配置し、段々状に住宅を並べた。家にはLED電飾の明かりがともり、坂道を人物フィギュアのバイクが走る。「生活感を意識した」

 のり面工事の壁面は靴の中敷き、線路脇フェンスは虫取り網と日用品を活用するアイデアも評価された。10校の出品作から、熊本県立八代工業高校生の作品とともに選ばれた。JR鹿児島中央駅(鹿児島市)で12日、青柳俊彦・JR九州社長が出席して表彰式があった。

 白石さんは「鉄道旅が好き。コロナ下の今は模型作りで楽しんでいる」と話し、次のテーマを構想中だ。

 大会には5校がエントリーした中学生部門もあり、鹿児島県内からは霧島中学校の作品が優秀賞に入った。入賞作や制作動画はいずれもインターネット上の「鉄コンアプリ」に公開されている。