朝鹿児島、昼には大阪 新幹線でクルマエビ特急輸送 事業化目指しJR九州などが実験

 2021/10/01 21:00
宅配物の段ボールを新幹線車内に運び込むスタッフ=1日午前8時半、鹿児島市のJR鹿児島中央駅
宅配物の段ボールを新幹線車内に運び込むスタッフ=1日午前8時半、鹿児島市のJR鹿児島中央駅
 JR九州は1日、JR西日本、佐川急便と、宅配便荷物を九州・山陽新幹線で運ぶ貨客混載事業の実証実験をした。同日朝に串木野港(いちき串木野市)で集荷した活(いき)クルマエビを鹿児島中央駅で新大阪行きに載せ、約7時間半で大阪市内の飲食店に届けた。

 同日午前8時ごろ、段ボール10箱を載せたトラックが鹿児島中央駅に到着。台車でホームまで運び、みずほ604号に積み込んだ。8時50分に出発、午後0時38分に新大阪駅に着き、1時半ごろには店に引き渡された。

 JR九州は5月、佐川と連携して鹿児島中央-博多で輸送事業を開始しており、今回の実験は新大阪までの延伸可能性を探るのが目的。佐川急便の萩原健二商品企画課長は「天候に左右されず安定輸送できるのが最大の魅力。将来的には対象地域を関西圏全域に広げたい」と話した。開始時期は現段階では未定という。

 JR各社は新型コロナウイルス感染拡大で利用者が減る中、新たな収益源として新幹線での荷物輸送に力を入れている。
広告