島の中学生 待ってた修学旅行 「観光関係者の準備に感謝」 鹿児島 コロナまん延防止解除

 2021/10/04 11:40
知覧特攻平和会館を見学する修学旅行生=南九州市知覧町郡
知覧特攻平和会館を見学する修学旅行生=南九州市知覧町郡
 新型コロナウイルスのまん延防止等重点措置の解除を受け、鹿児島県内で修学旅行の受け入れが再開した。3日は、喜界町の喜界中学校の2年生61人が、南九州市の知覧特攻平和会館や鹿児島市の平川動物公園を見学。施設側は入念な感染防止策を講じ、久々の団体客に活気づいた。

 生徒は知覧特攻平和会館で講話を聞き、特攻隊員の遺書や戦闘機の展示を見学。平和の尊さに思いをはせた。平和公園内の昼食会場では、休業明けの従業員らが一人一人に消毒を呼び掛け、笑顔で迎え入れた。

 同校は例年長崎県だった旅行先を県内に変更。コロナ感染急拡大で当初5月の予定を延期した。2日夜にフェリーで島を出発。鹿児島市と霧島市に計2泊し、トレッキングや果物の収穫、ボウリングなどを体験する。

 生徒は「旅行をしてもいいのか社会の目が気掛かりだったが、自分たちのために準備してもらい感謝。島ではできないことばかりで全てが楽しみ」と声を弾ませた。

 県教育旅行受入対策協議会によると、5月の全国的な感染拡大や9月末までのまん延防止措置で、県内校を含め日程変更や中止が相次いだ。受け入れ施設は県の第三者認証取得など感染防止に努めている。中原明男幹事長(48)=温泉ホテル中原別荘社長=は「子どもたちの思い出づくりに皆で力を合わせていきたい」と話した。
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