親族名義の口座使い4600万円着服 男性職員を懲戒解雇 鹿児島相互信用金庫

 2021/10/09 06:30
鹿児島相互信用金庫本部ビル
鹿児島相互信用金庫本部ビル
 鹿児島相互信用金庫(永倉悦雄理事長)は8日、本部の部長級の元男性職員(58)が2003年6月~21年7月、親族の預金口座や親族・知人名義のローンを使い、計4599万1000円を着服していたと発表した。9月30日付で職員を懲戒解雇し、関係役職員も処分した。

 鹿相信によると、元職員は県内8支店にある親きょうだい、いとこら親族7人の計44口座の通帳やキャッシュカードを同意を得て管理。無断で預金を引き出し、他の親族への資金援助、自身の生活費や借金返済などに計2633万1000円を充てていた。

 また、親族5人と知人1人の名義で、カードローンや消費者ローンで13口計1966万円を借り入れた。着服した預金の穴埋めなどに使っていたという。

 今年5月、通常の営業店監査で元職員が絡む不審な取引が見つかり、調査した結果、着服を認めた。

 元職員は全額を弁済済み。懲戒解雇したことなどを踏まえ、刑事告訴はしない方針。

 鹿相信は「信用を第一とする金融機関でこのような事態を招き、深く反省し心よりおわび申し上げる」と説明した。