鹿児島市の中学生溺死事故 現場の滝つぼは校区外、危険マップから漏れる

 2021/10/09 07:34
宮川校区コミュニティ協議会などが整備し、注意喚起の看板が立てられた永田川=鹿児島市五ケ別府町の永田川
宮川校区コミュニティ協議会などが整備し、注意喚起の看板が立てられた永田川=鹿児島市五ケ別府町の永田川
 鹿児島市の滝つぼ周辺で9月、友人らと遊んでいた男子中学生が溺れて亡くなった事故で、現場はこの生徒の中学校の校区外だったため、校内で危険箇所として呼び掛けられていなかった。学校と地元は他校区との連携などで危険箇所を幅広く把握するとしている。

 現場は同市五ケ別府町の永田川で、滝の落差は約7メートル、滝つぼは深さ約2.5メートル、川幅は最大13メートル。住民によると、以前も小学生が遊んで溺れかけるなどの事故があった。

 生徒が通っていた中学校は「危険箇所マップ」を作成。校区内の交通事故多発地点や危険な崖、川などを写真付きで示している。校長は今回の事故現場は盲点だったとし、「他校区の危険箇所マップの活用など再発防止策を考えたい」と話す。

 事故現場を含む地域で活動する宮川校区コミュニティ協議会は、滝周辺の安全対策を市と検討する予定。同協議会は「付近の校区とも臨時総会などで情報を共有したい」としている。
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